日本財団の新たな取り組み、DIVERSITY IN THE ARTSで公演が紹介されました。

イゴール&モレーノの「イディオット・シンクラシー」は、ダイバーシティへの挑戦です。
ダイバーシティ(多様性)、近年いろいろな場面で遭遇するようになった言葉ですね。
周りを海に囲まれた単一民族国家の日本では、欧米のような移民政策や難民受け入れはほとんど見られません。
ですので、私の中では、日本で言われる「ダイバーシティ」って、欧米とは少し異なるなという感じがしています。
企業では男女平等、女性の進出だけが「ダイバーシティ」と勘違いされてしまっているような所もありますね。
もちろんそれも大切な要素で、日本はその点、まだまだ後進国ですから、何とかしなくてはいけないのですが、折角のムーブメントですから、その他に社会を構成しているマイノリティの部分にも注目して、真のダイバーシティを目指して欲しいと思います。
今回「イディオット・シンクラシー」公演を紹介してくださったのは、日本財団が新たに設立した「DIVERSITY IN THE ARTS」のウェブサイトです。
障がいのある方々のアート作品やそれを取り巻く文化を紹介することによって、より広い社会の理解を深めていくためのプラットフォーム造りを目的としています。
彼らの言葉で、まさに「イディオット・シンクラシー」につながる所がありました。
(以下、ウェブサイトから抜粋)
「ここで私たちが扱うアートという言葉は、美意識や知識がないと語れないような高尚なものではありませんし、作品に付けられた高い値段だけがその価値を決めるものだとも思っていません。 それはただ、一つとして同じ生き方などないと、感覚に訴えてくれるもの。言葉のない世界で、ともに喜びあえるもの。凝り固まった思い込みから解き放ってくれるもの。純粋に、心惹かれるもの。画一的な生き方など、つまらないと思っているたくさんの人たちに、彼らが描く世界を知ってもらいたいと思っています。」
イゴールとモレーノは言います。 「パフォーマンスで世界を変えたいと思った。 バカだな、と思ったよ。」
それでも頑張る彼らを応援せずにはいられません。
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