【イベント報告】コンテンポラリー・ダンス・インテンシブ2017 新しい自分との出会い(初心者コース編)

2017年8月17日~20日の4日間、ノアスタジオ都立大(東京)にて日英ダンス協会主催のコンテンポラリー・ダンス講習会が開催されました。ロンドンのショーディッチ・ユース・ダンスとのコラボレーションで2015年に始まったこの講習会も、今年で3回目を迎えます。
(日々のレポートはThe Wellsのブログ、フェイスブックで紹介されています)

9才~14才の初心者コースは18日からの3日間。
毎日1時間半のクリエイティブのクラスを予定していましたが、初日に参加者の皆さんがダンスにとても熱心なこと、身体もかなり動くことが分かり、急遽コンテンポラリー・ダンスの基礎テクニックを学ぶことになりました。

伴奏のオリバー・デイヴィスの叩くドラムのリズムに合わせて、先ずは身体をほぐし、全体の余分な力を取り除いて行きます。
バレエやジャズを習っていても、リズムに合わせて「走る」動作や身体の力を抜いて重力を使うシンプルな動作には、初めは全員少し戸惑いがありました。ダンスのクラス、というとどうしても身体が踊ろう!と力んでしまうのかもしれませんね。

ところが、直ぐにその後、重心移動、フロアーワークなどのアドバンス・テクニックも取り入れていく講師リー・スマイクルの楽しい指導で自然に体得していく様子は驚くほどです。
この「身体の力を抜く」というテクニックが、成長しダンスを勉強するほど、難しくなっていくようです。

小中学生から、この感覚を身につけておくと、もし将来コンテンポラリー・ダンスを踊る機会がある時にも、自然に身体がついていくことになるでしょう。
3日目には、皆さんかなり身体を大きく使って、のびのびと、音楽を感じながら踊ることができるようになっていました。

参加者の保護者の方から、お子さんが「終わりたくない。こういうのが毎週あればいいのに!」と言っているというお話を伺いました。
もし小学校のダンスの授業で、こういったリズムダンス的要素のある基礎トレーニングを取り入れることが出来れば、ダンス=恥ずかしいと思っている多くの小中学生にも、楽しくダンスを学んでもらえるのではないかなと思います。

「また来年もやってね!という嬉しい一言に、大満足のスタッフでした。