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エジンバラ・フェスティバル2017!

September 20, 2017

 

 ロンドンから帰国して以来、すっかりコンテの小品を観る機会が激減してしまったので、今年はエジンバラ・フェス。とうとう行ってきました!

すっかり冬だろうと思ってセーターだけ持ってきたエジンバラですが、連日は20度にも届くような暖かい日が続いていました。

スコットランドのエジンバラ・インターナショナル・フェスティバルは、世界中から優れた音楽、舞台芸術が集まって開かれるフェスティバル。8月の3週間、町はフェスティバル一色に染まります。

エジンバラでは、インターナショナル・フェスティバルと同時に、小規模の作品のためのエジンバラ・フリンジ(なんと70回目)そして今年は英国の優れた舞台芸術作品を紹介する2年に1度のブリティッシュ・カウンシル・ショーケースが開催されています(2年前にはイゴール&モレーノの「イディオット・シンクラシー」も紹介されました。)

ショーケースは各国のフェスティバル主催者や劇場キュレーターのための見本市ですが、もちろん普通の私たちだって見ることが出来るのです。

ただーし、フェスティバル、フリンジ、ショーケース。

ダンス、フィジカル・シアター、サーカスだけでも合わせて130を超える作品群の中から、自分の観たい作品を選ぶのは至難の業。

文字通り「カタログ」を眺めているだけで、1日かかってしまいます。

出発まで講習会やらサマースクールやらで忙しくしていた私は、イチかバチか、フェス最終週にエジンバラに乗り込んでから、見逃した作品、レビューや評判が良い作品あとはもう、直観で選んで観に行きました。

観客がそれぞれ良いと思った作品に#を付けてツイートしているので、話題作はすぐに見つかります。

 

来年は行ってみよう!って思っていて、時間に余裕がある方は、数日かけて作品をインターネットで検索。予めどうしても見たい作品の目星をつけておくと、ストレスが少なめです(汗)。

 そして、大事なことは、大体の劇場の位置を把握して、早目に宿泊先を抑えておくことです。これだけで、かなりスケジュール立てが楽になります。エジンバラは小さな町なので、半径1km以内に殆どのシアターが収まっています。真ん中らへんに宿を取れば、どこでも徒歩で移動できます。

 インターネットでひとつずつ作品を調べる時間がなかった私が取った方法は、

まずカタログでざーっとピックアップ。

エクセルシートに作品、会場、開演と終演時間を入力

あとはテトリスの要領で組み合わせていく感じw

一度できたと思っても、後から観たい作品が出てきたり、チケットを買いそびれて翌日に変更したり。ハプニングは付き物ですが、スケジュール変更をしながら、偶然観た作品に感激するのも、楽しみ方のひとつかもしれません。

 

フリンジでは、随分前からプランナーなんかもウェブで出しているようなので、利用価値ありです。

私が取った宿は劇場群のひしめく中心から徒歩10分くらい反対側に離れていますが、Playhouseという大劇場の直ぐ近く。NDTやローザスが上演される劇場で、終演後、5分でベッドに倒れこめるのは嬉しかったあ!1日に5,6作品を観る日々は、いくら1時間の小品ばかりとは言え、体力勝負です。

チケットをオンラインで予め予約してある分は、中心地にあるチケットオフィスや会場で受け取り、それ以外は会場で購入します。殆どの小さな公演は当日購入で十分。中心街にはその日のチケットを半額で売るオフィシャルのチケット売り場もあって、便利でお得です。

 一日の予定が決まったら、いざ、舞台鑑賞に出発です。

劇場は市内に散らばっていますから、地図を片手にオリエンテーリングです。

ここで一つずつの作品を挙げるのは省略しますが、今回のフェスで私が強く感じたことは、ショーケース作品を初め、話題に上っていた作品の多くが「フィジカル・シアター」(演劇とダンスを組み合わせたような作品で、セリフも多用される)的な作品だったことです。演劇の国、イギリスならではのジャンルですが、ダンサーたちの演技の上手さが半端なく、圧倒されました。

 オリバーツイストの登場人物にライトを当てた「フェイギンズ・ツイスト」はお芝居と言っても良いほどセリフで舞台が進みます。

 

 ウェールズの詩人ディラン・トーマスの妻「ケイトリン」のストーリーはアルコール中毒症のグループカウンセリング形式で20名限定の観客もグループの参加者として彼女がアル中になるまでの話を体験します。

 

 プレイハウスという大きな歴史ある劇場で観た、NDTとローザス以外でセリフのなかった作品は、私が観た21品の中でウェールズ国立ダンスカンパニーのダブルビルのひとつ「Folk」とプレイス劇場の「ロザリンド」だけでした。

 ダンス作品の中にセリフを入れることが好きか嫌いかは別として、コンテンポラリー・ダンスというカテゴリーと演劇との境が曖昧になってきていることは確かなようです。

「そこはセリフ入れちゃうのもったいないなぁ」とか思うことがあったり、「ケイトリン」の冒頭一言だけで、観客を従えてしまうようなダンサーに身震いしたり。

日本では山田うんさやノイズムのフィジカルシアターを何度か観たことがありますが、もっともっと日本でも盛んになったら楽しいのになと思ったり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百聞は一見に如かず。

来年はぜひ観に来てみてくださいね。

 

 

 

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